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2022/01/07

目標か、使命か

2022年が始まって1週間が経ち、既に仕事を
開始されている方も多いように思います。
年が明けて、改めて仕事、趣味、家族、さらには
地域社会等、様々に思いを巡らせながら
今年一年の目標を立てられた方も多いのでは
ないでしょうか。
 
私も、新年早々に目標を立てておりますが、
こんな疑問が頭を過ることはないでしょうか?
 
「そういえば、昨年の目標、達成できたかしら」
「あれ?そもそも目標って何だったっけ」
 
年始に立てた目標というのは、1月中くらいは
覚えているのですが、1ヵ月、2か月が経ち、
日々の生活に忙殺され、桜の散るころには
すっかり忘れている、ということもあるように
思います。
 
折角立てた新年の目標ですので、1年を通じて
大切に心に掲げておきたいものです。
ではどのようにすれば良いのでしょうか?
こんなやり方を皆さんに提案したいと思います。
 
まず昨年やってきたことを振り返り、達成してきた
ことを確認します(些細なことでも良いです)。
そして、そこで得られたものは何だったのかを
考え、自分の強みをアップデートします。
 
次に、社会全体、所属組織、家族、地域社会
など、自分が今後深く関わる分野で、何が求め
られているかを考えます。今は環境変化がとても
早いので、毎年毎年違うニーズが出てくる
はずです。
 
そして最後に、アップデートした強みを使って
どのように回りのニーズを満たしていくかを自分
に問う。この答えが、おそらく、より深く印象付けら
れる目標となるのではと思います。
 
新しく成長した自分を再確認し、その自分を
置かれた環境でどのように貢献させていくか。
もしかしたら、それは、“目標”というよりも、
今年の“使命”と言っても良いでしょう。
 
ただ、これを進める中で、一つ壁に当たるかも
しれません。それは、この1年達成したことがなく
失敗ばかりだったという場合です。特に、一昨年
より続いているコロナ禍の影響で、思うように物事
が進まなかったという方も多いように思います。
 
しかし、考え方を変えれば、失敗や上手くいかな
かったことの中から、何かを得ていることも多く
場合によっては、成功の中から得られたものより
も、失敗から得られたものの方が貴重でかけがえ
のないものであったりします。もしそういったもの
が確認できれば、是非強みの仲間に入れてあげてください。
 
このプロセスは、おそらく企業においても応用
できるものだと思います。今後、企業は今までの
短期視点で株主価値を増大させる経営では
社会に受け入れられなくなってきています。
SDGsの高まりに象徴されるように企業は様々な
ステークホルダーのニーズを視野に入れ経営を
行っていくことが求められます。投資家自身も
そういった企業を選別し投資していくでしょう。
 
そんな環境下、企業は
「自分たちの強みは何か?」
「今、社会は何を求めているのか?」
そして、「自分達の使命は何か?」
ということを常に問う必要があります。
 
これまで企業も個人も、環境からのニーズに対し
“自分達に足りないもの”をどうやって埋めるか
ということばかり目を向けていました。今後は、
私たち個人も企業も、獲得してきたリソースを
どのように社会や組織に還元し、より良い環境を
作るために働きかけていくか、そういった能動的
なスタンスが求められてくるように思います。
 
(柿沼昌吾)