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2021/06/16

今求められる「対話力」とは?

【Human Finder News Letter】 
本メールは、当社、(株)Human Science Plow が
営業活動、または、大学のプロジェクト等で
名刺交換させて頂いた皆様にセミナーのご案内や
人材開発に関する情報をお送りしております。
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News Letter目次)
Ⅰ)「表層対話」の終焉
Ⅱ)今求められている「対話力」とは?
 
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(株)Human Science Plowの伊藤礼子と申します。
 
いつも、Human Finder News Letterを
お読み頂きありがとうございます。
 
今回は「対話力」についてとり上げたいと
思います。
 
Ⅰ)「表層対話」の終焉
 
私は 「人と組織の本質的成長」をテーマに
2012年より、組織開発・人財育成の
コンサルティングやエグゼクティブコーチとして
活動しています。
 
その前の約30年間は、IT企業や外資上場会社
などで、人事、財務、経営等にマネジメントとして
携わってきました。
そこでは当然のことながら、One on Oneや面接、
人事評価面談をはじめ、グローバル会議を含む
数え切れない会議での「対話」を体験させて
頂きました。
 
その後、コーチ、カウンセリング、
ファシリテーター、講師として全身全霊で
臨んだセッション(対話)は7000回以上に
及びます。
 
前半30年間の対話と後半10年間の対話を
比較してみると、明らかな違いがあります。
 
前者では(私の場合)、属する組織のやり方を
深く考えることなく、踏襲していました。
 
それは多くの場合、相手の意図を真に理解しよう
とするよりも経営陣が打ち出している方針や
自分の考えに同意してもらうこと、ものごとを
こちらの意向に沿って進めることを目的とする
ものでした。
 
図らずもそれらは、表層的な(顕在意識優位の)
コミュニケーションとなり、相手をコントロール
しようとする(操作的な)対話であったといえる
でしょう。
 
そして、後者の体験を経て確信に至ったのは、
今求められている「対話」はそれではない!
ということでした。
 
Ⅱ)今求められている「対話力」とは?
 
自分も相手も自身の本当の意図に気づく力。
お互いに価値観ややり方に違いがあったとしても、
それを受け容れることができる心身の余裕。
本音の対話を気持ちよくできる
コミュニケーション能力。
 
これらが、今求められている深層対話ができる
「対話力」なのではないでしょうか。
 
その人の本当の自己(意図)は深層意識の奥に
潜んでいます。それは、発揮されればとても
パワフルであると同時にとても繊細で
傷つきやすい存在です。
 
真面目に頑張っているビジネスパーソンは
多くの場合、他者の価値観や評価に照準を
合わせ神経や筋肉が固まっている状態にあります。
それは、表層の自我意識に留まり、その本領発揮
の領域に行きついていない状態です。
 
もったいないことです。
 
組織としては、一人一人が本音を言えて、
失敗を糾弾されない安心安全な場、環境
オペレーションの仕組み、構造等を構築する
必要があるでしょう。
 
さらに、その人がなぜその価値観に至ったのか?
その背景にあるものは何か?と関心をもち、
相手を真に理解しようとする姿勢こそは、
人財育成にあたって心がけたいところです。
 
ある人の今の行動や物の見方は、
その人の深層意識の傾向、過去の体験、環境
などによって形成され、進化成長していきます。
 
Human Finderは、それら目に見えないものを
可視化してくれるアセスメントツールです。
ぜひ「真の対話」のきっかけとして
活用して頂いてはいかがでしょうか。

 
 


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